
皆様こんにちは。
フリーランス主婦のサイトウさん@Natsumi_designです。
今回のテーマは在宅フリーランスのメリットとデメリットです。

フリーランスって自由って感じがして憧れちゃうな~

自由っていいよね!
でも勘違いしちゃいけません…。
フリーランスのフリーは「自由契約」のフリーであって「なんでもアリ」のフリーではございません。
実はフリーランスの案件には「常駐型」と「在宅型」の2種類があることをご存じでしょうか?
常駐型の場合は週〇日出勤が必要になります。

私は今のところ在宅型の案件一筋で、常駐型の案件を受けたことはありません

さすが引きこもりフリーランス主婦にゃ
私には過去の自己紹介記事でも宣言した通り、
- 自分で体験したことを中心にお話していきたい
- 検索して得ただけの浅い情報をお伝えしたくない
というポリシーがあるので、今回は「在宅」フリーランスに焦点を当てたお話とさせていただきます。
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フリーランスの比較対象としてよく挙げられるのが会社員ですね。
私は過去に制作会社で1年、ゲーム開発会社で5年デザイナーとして働いていた経験がありますので、フリーランスと会社員のどちらの立場からもお話ができます。
メリットとデメリットという大きなテーマに沿って進行はしますが、会社員の頃と比べるとフリーランスって実際稼げるの?家事育児しながらでもできる?という疑問も解消できる内容になっていますので是非最後まで見てくださいね。
1 在宅フリーランスのメリット
在宅フリーランスの大きなメリットを6個ご紹介します。
- 働く時間が自由
- 働く場所も自由
- 付き合う相手を選べる
- 努力が収入に直結しやすい
- 「できること」が増える
1つずつ丁寧にお話していきますね♪
メリットその1 働く時間が自由
在宅型のフリーランスのメリットとしてまず最初に頭に浮かぶのはやはりこれでしょう!
昼の12時に起きようが午後5時に寝ようが、仕事の進捗に問題がなければ誰も文句は言いません。※家族以外
- 日中忙しい会社員や主婦(主夫)が深夜早朝の時間を使ってフリーランスとして活動することも出来ます。
- 気が乗らない日は思い切ってオフにすることもできます。
- 急な子供の体調不良にだって対応できます。
- 平日の銀行、役所、授業参観、部活の試合、問題なく行けます。
会社に行くとどうしても「仕事」が最優先事項に固定されがちなのですが、フリーランスは時と場合によって「自分の時間」を最優先にしたり「家族の時間」を最優先にしたりとより柔軟に動くことができます。
深夜に作業する方が多いようですが、私は超朝型で毎晩22時に子供たちと一緒に寝て、毎朝3時~4時には起きています。
この時間にTwitterをのぞくと「もうこんな時間か…」「おやすみ~」と言っている方がチラホラいるので、いつも心の中でバトンタッチをしています。

朝型だろうと夜型だろうと極論お客様に迷惑さえかけなければなんでもよいのだ!
メリットその2 働く場所も自由
在宅型のフリーランスは出社する必要がないので、当然通勤時間もありません。
私が最後に満員電車に乗ったのはいつでしょうか…。
知らない人と密着するストレス、暑さと空気の悪さにくらくらしながらも立ち続け、突然の腹痛に冷や汗ダラダラ…。
満員電車が好きな人がもしいたとしたら申し訳ないのですが、一生お友達にはなれないと思います…。
在宅フリーランスはPCとネット環境さえあればどこでもすぐに仕事がはじめられます。
- 旅をしながら仕事
- 海外で仕事
- 布団の中で仕事
ただ個人的には、あの「カフェでノートPCを開いて仕事」ってセキュリティ的にどうなんだろう…と怖くて実行できずにいます。

画面を見られたらどうするの?
共有ネットワークって本当に安全?
ここらへんの不安が解消されない限り私の仕事空間は自宅一択です。

ブログとかYouTubeの更新なら見られても問題ないにゃ?

いや…ネコのイラストとか見られるの恥ずかしいですし…

………
メリットその3 自分で決められる
役職が付いていてある程度裁量権がある方でも気が進まないプロジェクトや人数合わせの会議、参加したくない飲み会の経験はあると思います。
もう既に決定済みのことが多く、基本断れません…。
フリーランスは自分で「やること」「やらないこと」を決めることができます。
私の数少ない取柄の一つが「どんな仕事でも楽しみつつ真剣に取り組める」ことなのですが、それでもやはり「超楽しい仕事」と「普通に楽しい仕事」が存在します。
人生は有限ですので「超楽しい仕事」になるべく多くの時間を使いたいですよね。
ちなみにですが、屋号だって肩書きだって自分で決められます。
会社から与えられた「株式会社〇〇 △△部 デザイナー」ではなく、もちろん「〇〇くんのママ」でもなく、「デザイナーのサイトウナツミです」と口に出して名乗るときは今でも心が震えるのを感じます。

大げさに聞こえるかもしれませんが、自分の人生を自分で決めて歩いている喜びでいっぱいになります!
メリットその4 付き合う相手を選べる
何をどうしても苦手な人っていうのはやっぱりいます…。
なるべく関わらずに平和に過ごしたいものです。
白状します…。

私は「悪口を言う人」と「誠実でない人」が苦手です…
例え自分に向けられた悪口でなくても負のパワーに当てられるのかかなり消耗しますし、サボり、無断欠勤、すっぽかし…勘弁してくれ~っ!て思います。
でももし会社で「この人苦手だな」と思う人がいても「この先何年、もしかしたら何十年も関わる相手かもしれない…」と思うと関わらずにいることは難しいですよね…。
フリーランスになった現在では、お互いに「仕事がしやすいな」と感じた取引先は自然とリピーターになってくださり、「なんかやりにくいな」と思った取引先とは自然と疎遠になっていきます。
最終的に残るのは相思相愛の関係ばかりなので、今かなり居心地が良いです。

おかげさまで現在は人間関係のストレスはほぼゼロです♪

現代社会のストレスの原因の大半は人間関係らしいにゃ
メリットその5 努力が収入に直結しやすい
会社員は稼げる金額が大体決まっていますよね。
1年後は先輩と同じくらいの年収、10年後は上司と同じくらいの年収、そして社長の年収を越えることはできないという会社がほとんどではないでしょうか。
能力主義、成果主義、まだまだ日本には浸透していないように感じます。
一方、フリーランスの稼げる金額に上限はないので能力が高い人はフリーランスになった方が会社員よりも稼げます。
私自身はどうかというと…残念ながらデザインのスキル自体は高くないです…。
一流と呼ばれている方々の足元にも及びません。
ただお客様との約束や納期は必ず守り、提案を怠らず、目標達成まで丁寧に対応するので、「安心感」を求める方がリピーターになってくださることが多いです。

スキルが高くて、コミュニケーションも問題なくて、努力もできる人だと最強ですね…!

まぁそういうスーパーマンは単価も高いから
スーパーマンばっかりなのも考えものにゃ。
自分を選んでくれるお客様を大切にするだけにゃ。
1年目はゲーム開発会社時代の年収の半分以下でしたが、2年目となる今年は同じくらいかちょっと下くらいまでいけそうなペースで頑張っています。
制作会社時代の年収はおそらく超えると思います。
会社員の頃は1日9時間~12時間せっせと働いていましたが、今は6時間~9時間で済んでいるので単純に時給だけで考えるとフリーランス主婦である今の方が高いです。
メリットその6 「できること」が増える
ひとりで仕事を受けるので、「私はこれ一本でやっていく!」という強い意志がない限りは仕事の幅はどんどん広がっていくものです。
発注する側も色んな人に仕事を依頼するよりは一人に任せちゃった方が楽ですからね。
私がアニメーション制作の仕事を受けだしたのは2020年に入ってからなのですが、それも、

イラスト描ける?

はい、描けます!

もしかして絵コンテも書ける?

はい、書けます!会社員時代にお手伝いで書いていました!

まさかとは思うけどアニメーションも作れる?

はい、作れます!10年以上前に大学でよく作っていました!
というやりとりから始まりました。
「お手伝い」とか「10年以上前」とかはおそらく伝えなくてもよい部分ではあるのですが、私はトラブル防止のために不安要素は事前に正直にお伝えするよう心掛けています。
それで仕事が流れてしまったこともあるにはありますが、期待に応えられずに迷惑をかけてしまうのだけは避けたいので、

それでいいのだ!
と割り切っています。
私はデザイナー歴だけはそこそこあるので、これまでの経験から自分の「できること」「できないこと」に加えて「今後できるようになること」もなんとなくですが分かります。
自分を無理に大きく見せることはせず、でも少し頑張ればできそうなことには臆せず挑戦していくことで「できること」はどんどん増えていきます♪
経験が浅い内は自分の力量を見誤ってしまうことが多々あるので、安請け合いは禁物です!
私の2019年の収入の柱はゲームやアプリのUIデザインでしたが、2020年は今のところアニメーション制作の仕事の方が売上が少し高いです。
おかげでアニメーション制作に自信がつき、YouTubeにも活用することができているので「挑戦してよかったな~」と心から思っています。
2 在宅フリーランスのデメリット
これまでフリーランスのメリットばかりを並べてきましたが、デメリットだってもちろんあります。

このチャンネルのキーワードはリアルなので全部お話します!
解決策がある場合はそれも一緒にお伝えしますので、どうか悲観なさらないでくださいね…。

この先を見る覚悟はできたかにゃ?
それでは在宅フリーランスの大きなデメリットも6個ご紹介します。
- 収入が不安定
- 保険料・税金が高い
- 社会的信用が低い
- 人に会わない
- 本業だけに集中できない
- 受けにくい仕事がある
1つずつ丁寧にお話していきますね♪
デメリットその1 収入が不安定
会社員の頃は毎月決められた金額がきっちり振り込まれていました。
頑張りがなかなか反映されないことへの不満は抱きつつも、今年はこれだけ貯金できる!という見通しが立つ安心感の方が勝っていたのでそのまま会社員を続けていました。
フリーランスになってからの私の毎月の売上は冬の日本海並みの荒波です。
60万円を超える月があったかと思えば次の月は20万円を下回ったり…。
開業したての頃は10万円を下回る月も多かったです。
毎月のレギュラー案件をゲットできるといくらか安定はしますが、それもいつ終わるか分かりませんからね…。
売上が絶好調の時でも、

今は良くても…
と不安が常について回り、ついついPCに手が伸びちゃうのは在宅フリーランスあるあるだと思います…。
デメリットその2 保険料・税金が高い
メリットその5で「フリーランスは会社員よりも稼ぎやすい面がある」とは言いましたが、実はこれには大きな落とし穴があります。
フリーランスが支払わなければならない保険料と税金は会社員よりも圧倒的に高いです。
「フリーランスは正社員の2倍稼いでようやく同じ手取り説」が都市伝説のごとく語り継がれていますが、社会保険、残業手当、退職積立金、有給休暇など数ある正社員特典を加味して考えると2倍というのは残念ながら割と現実的な数字です…。
先ほど私は「2年目は会社員時代と同じかそれよりちょっと下のペース~」とお話しましたが、こう考えると全然足りていないということが分かります。
\ 少しでも支払額を減らしたい方へ /
餅は餅屋と言うことでフリーランスの税金問題を丁寧に解説してくれるチャンネルがありますのでご紹介しておきます。
▽ おすすめYouTubeチャンネル ▽

大河内さんは日本一売れている税金マンガ本も出版されている有名な税理士さんです。
▽ おすすめ書籍(マンガなので読みやすいです) ▽

私は書籍で大河内先生を知ったのですが、個人的にはYouTubeの方が細かいところまで理解できてよかったです♪
デメリットその3 社会的信用が低い
フリーランスになる前にしておいた方が良いこと、ご存じでしょうか?
- クレジットカードを作っておく(大事!)
- 引っ越しをしたいならしておく
- 家を買いたいなら買っておく
どれも「フリーランスは収入が安定しない」と支払い能力を低く見られてしまうのが原因です…。

突然ですがここでクイズです!

突然過ぎるにゃ…空気読めてないにもほどがあるにゃ…

下記の3人の中でクレジットカードの審査に通りやすいのは誰でしょう?
- フリーランス
- 専業主婦(主夫)
- 学生

フリーランス…はきっとひっかけにゃ
❸の専業主婦(主夫)!

正解は~…
❶専業主婦(主夫) と ❷学生 です!

ずるいにゃ…!複数回答OKなら最初に言ってほしかったにゃ…!
専業主婦(主夫)と学生は無収入ではありますが、審査されるのは扶養者の支払い能力なので審査に通りやすいんです。
「なんか腑に落ちないな…」と思いつつも、私は開業届を出す前に事業用のクレジットカードの申請は済ませておきました。

ちなみに私の事業用口座は楽天銀行、事業用カードも楽天カードです
デメリットその4 人に会わない
受注から納品まで自宅で完結するので、

あれ、今週は家族と保育士さんとしか話していないな…
なんてこともよくあります。(というかそれが日常です…)
身だしなみがどんどん適当になってきてOBASAN化が急激に加速しているのを感じます…。

30代後半、妙齢にゃ…
在宅フリーランスの方でも「対面でのやり取り」を大事にされている方もいる中、私の場合は1年以上お付き合いのあるお得意様でも顔を知らない方が多いです。
あと基本ひとりで作業をするので、頼れる上司や先輩もいません。
主義主張が合わない人とは自然に疎遠になっていくだけなので、叱ってくれる人や注意してくれる人は周りにいません…。

失ってはじめて気がつく大切なものの代表格だにゃ…

私を育ててくださった方々、あの時叱ってくれて本当にありがとうございました…!
デメリットその5 本業だけに集中できない
「なんでもできるようになる」はメリットでもありデメリットでもあります…。
雑務でもなんでも自分でできるようになってしまう分、本当にやりたいことに集中する時間はどんどん減っていきます…。
- 確定申告
- 契約書類(契約書・見積書・請求書…)
- 営業活動

もう書類なんて見たくないー!作業に集中させてくれー!!
という方、多いのではないでしょうか?
ただこれについては明確な解決策があります。

誰かにお任せしちゃえばいいんです!
- 会計→専用ソフト・税理士さん
- 契約書類の作成・発行→業務管理サービス
- 営業活動→エージェント、業務委託
私も確定申告シーズンはよくウワー!!!となっているので、今後経費が増えたりしてより複雑になってきたら潔く税理士さんに頼もうと考えています。
今のところはマネーフォワードクラウド会計・確定申告というサービスを使って自力でなんとかしています。
▽ おすすめサービス ▽
▽ 乗り換え検討中サービス ▽
デメリットその6 受けにくい仕事がある
「フリーランスに仕事を発注しない」というルールが存在する企業もあります。
誰でも名前を知っているような大企業に多いです。
そういう大企業の案件も制作会社経由で受けることがあるのですが、間に何社も何社も挟まっているので「これ直で受けたら一体何百万円の案件なんだろう…」と考えずにはいられません…。
でも実際に何百万円もかかるような大規模案件の依頼が来てもひとりで受けるのはさすがに厳しいですよね。
実際にそういった依頼のご相談をいただいたときは、

制作会社に依頼した方がよいですよ。紹介しましょうか?
と単刀直入にお伝えするようにしています。

せっかく大きな案件だったのに…もったいないにゃ…

「お客様の要望に応えきれない」と分かっていながら受けるのは誠実な対応とは言えないですから…。
自分の利益のためだけに大切なお客様を犠牲にするのはご法度です。

フリーランス同士でチームを組んで大規模案件に臨んでいる方々もいるにゃ

私はお客様が既に持つチームに潜り込むスタイルで大規模案件にも参加しています!

自分に合う方法は自分で探すしかないにゃ
ざっくりまとめ
まずはじめに「在宅フリーランスのメリット」についてお話しました。
- 働く時間が自由
- 働く場所も自由
- 「自分で決められる」
- 付き合う相手を選べる
- 努力が収入に直結しやすい
- 「できること」が増える
2番目に「在宅フリーランスのデメリット」についてお話しました。
- 収入が不安定
- 保険料・税金が高い
- 社会的信用が低い
- 人に会わない
- 本業だけに集中できない
- 受けにくい仕事がある
在宅フリーランスには「全て自分で決められる」という最大のメリットがある以上、何かとしがらみの多い会社員と比べると「自由だなー」と感じます。
ただその自由を満喫できるかどうかというとそれはまた別のお話です。
収入の不安定さや頼れる人がいない孤独から常に不安がつきまとい結局オーバーワークになってしまう…という悩みもよく目にします。
私は6年間会社員をした後に5年間専業主婦をしているので余計に、

在宅フリーランスって好きな時に好きなだけ好きなお客様と好きな仕事ができて最っ高っ!
と感じやすいのですが、合わない人も中にはいると思います…。
合わないなーと思ったらすぐにやめられるのもフリーランスの良さの1つです。
一度でも「自分の力で稼ぐ」を経験した人は、会社に戻ってからも「つよつよ会社員」として大活躍できる!…かもしれません。

今後も「フリーランス」「在宅ワーク」「ワーママ」のリアルな情報を発信していきます。
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