
皆様こんにちは。フリーランス主婦のサイトウさん@Natsumi_designです。
突然ですが、新しく1問1答形式の短いシリーズを始めます!
「長い動画だと制作に時間がかかりすぎて月1投稿がやっと…でももっと皆様に楽しく情報をお届けしたい…!」という熱い想いから爆誕しました。
今後も時間が取れそうな時はボリュームたっぷり!な長ーい動画もお届けしていきたいと思っていますのでそこはご安心ください(?)
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今回のお題
シリーズ初となるお題がこちら↓
Q 取引先から「なるはやで!」と言われたら?
「なるはや」とは「なるべく早く」という言葉を略した略語です。
依頼をする側が好んで多用しがちですが、依頼される側にとっては「なるはやっていつなん…」とストレス増し増しになりかねない罪深い言葉…。
フリーランスになりたての頃は、

これお願いします!なるはやで!
と依頼されると、

承知いたしました!
と即答。睡眠も休日も関係なく働き家族に迷惑と心配をかけつつなんとか納品…。

間に合ってよかった…
とほっと一息…したのも束の間、なぜか1週間後に修正依頼…。

修正よろしくお願いします!

あれ、すでに納品したはずでは…?
ていうか、なるはやって言ってたけど…時間あるの…?
サイトウさんの回答
そんな経験を乗り越えてきた私がたどり着いた回答がこちら!↓
A 最初に特急料金の話をして「どの程度急ぎの案件なのか」を探ってみる
特急料金について
どこからが特急料金なの?というのは人によっても案件によっても異なります。
私の場合は通常の作業日数よりも早めの納品をご希望の場合は特急料金を検討、1週間以内にお見積りから納品までしなくてはならない場合はどんな案件であろうと確実に特急料金としています。

え?バナーとかアイコンなら1週間かからないんじゃないの?
…と思ってしまった方は要注意!
多くのフリーランスは案件ごとに契約する形を取っており、複数の案件を同時進行しています。
そこになるはや案件が飛び込んでくると、
自分の限界ギリギリのスピードで作業しないと…!
他の案件を全てストップしてなるはや案件に集中しないと…!
と心身の負担が激増するんです…。
でもよくよくお話を聞いてみると、発注者も別に受注者を困らせようとして意地悪で「なるはやで!」と依頼しているわけではなく、もちろん「他の案件ストップしろ!」なーんて思ってはいないわけです。

(作業時間とかイマイチ分からないし、遅いよりは早いほうがいいから)なるはやで!
とつい言ってしまっている方が大半なのではないでしょうか?
本来なら丁寧にヒアリングしてスケジュールを細かく確認したいところですが、本当に早く必要だった場合はその時間さえ惜しいわけです…。
そこで「本当に早く欲しくて焦っている発注者」と「なんとなく早く欲しい気がしている発注者」を短時間で見極めるために役に立つ魔法のワードが「特急料金」。

こちらが想定している最短の納期よりも早めの納品を希望する場合は特急料金20%が必要になります
ということをお伝えすると

では追加料金がかからない範囲でなるはやで!
というお返事をいただくことがほとんどです笑
ちなみに20%という数字は公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会 JAGDAの制作料金表についてのページを参考に自分で設定した数字です。
10– 特急、特殊の仕事
公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会 JAGDA
特急の仕事は、作業料のみ、a・b共20%upすることができます。ただし、付加価値料の算出は、up前の作業料によります。また、特殊の仕事については、ケースバイケースで作業料を10~50%upすることができます。付加価値料に関しては特急仕事の場合と同様。
睡眠と休日を削らなくても通常の対応でよさそうということが分かるだけでもストレスはぐっと軽くなりますね♪
本当になるはやだった場合でも特急料金がいただけるなら頑張れそうです。
とはいえ、やっぱり具体的な日時指定があった方が、より安心して作業を進められますよね…。
ゴールの確認とスケジュールの提案について
というわけで「特急料金」の話をしてスケジュールに思ったよりも余裕があることを確認できた場合、次にすることは「ゴールの確認とスケジュールの提案」です。
「分からない」から「なるべく早めにほしい」と言うのはリスクを避けるという観点で見ると間違いではない行動ですよね。
なのでそこをチクチク非難するようなことはせずに「ゴールに間に合うスケジュールをこちらから提案する」ことをオススメいたします。例えば、

○日のイベントに間に合わせたくて…

(他にも作業がありそうだな…)
必要な作業を一緒に洗い出してからスケジュールも整理してみませんか?
みたいな感じですね。
こちらからスケジュールを提案すると良いことが主に2つあります。
- 「安心して任せられる」という付加価値をアピールできる
- 制作スケジュールの主導権を握れる
今回のテーマで考えると2が特に大事ですね。

スケジュールの主導権を一旦握ってしまえばこちらのもの…!
「なるはやで!」とはおさらば~

でもここにたどり着くまでのやり取りが多くてお互いに大変にゃ…
一番よいのは発注者が「なるはやで!」とつい言ってしまう前に予防線を張ってしまうことです。
予防線について
私はご依頼いただいて相手に納期を確認する前に、
納期は具体的な日時で教えていただけますと幸いです。
今回の案件ですと最短でも△週間はかかる見込みです。
それよりも早めの納品をご希望の場合は特急料金として20%の追加料金が発生する可能性がございますのでご注意ください。
とこちらから先に伝えておくことを心掛けています。

これで今度こそ本当に「なるはやで!」とはおさらばです!
ざっくりまとめ
取引先から「なるはやで!」と言われたら…
- 特急料金の話をして本当に急ぎの案件なのかをまずは見極めましょう。
- ゴールに間に合うスケジュールをこちらから提案しちゃいましょう。
- 一番よいのは最初の納期確認前に予防線を張っておくことです。
初めてのお取引先にいきなりこちらの都合でぐいぐい提案しすぎると自分勝手な印象を与えてしまいかねないのでさじ加減が難しいですね…。
「自分が苦労したくないから提案している」のではなく「お互いスムーズに仕事を進めるために提案している」という姿勢で通すことが重要なのだと思います。
まずは「なるはやで!」とつい言いたくなってしまう相手の心理に寄り添うところからはじめるとよいかもしれませんね。

今後も「フリーランス」「在宅ワーク」「ワーママ」の気になる情報を発信していきますので今後ともよろしくお願いいたします。
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