
皆様こんにちは。フリーランス主婦のサイトウさん@Natsumi_designです。
1問1答シリーズ、本日のテーマは「取引先から”値下げして!”と言われたら?」です
それなりの時間を使って制作し、勇気を出して提出した見積書への回答が、

値下げして!
だと、自分の見積もりに自信が持てなくなってしまいますよね…。
値下げって軽率にしちゃいけない気がする…でも応じないと失注してしまうかも…?
悶々々々々×100…としたところでただただ時間が過ぎるだけ…。

もしかして、私の見積もり…高すぎ…?
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今回のお題とサイトウさんの回答
サイトウさんなりの回答がこちら!↓
Q 取引先から「値下げして!」と言われたら?
A 理由のない値下げはしない。理由を作って松竹梅見積書作戦!

まったくわけが分からないにゃ…

作戦内容は後ほど詳しくお伝えします
理由のない値下げの問題点
お客様の「値下げして!」に「承知いたしました!」と即答するのはダメ、絶対!

私は理由のないお値下げは一切していません
理由のない値下げの問題点は主に2つ。
- 自分の単価がめちゃくちゃになる
- 他のお客様に突っ込まれる可能性がある
1つずつ丁寧にお話していきますね♪
問題点その1 自分の単価がめちゃくちゃになる
特に理由もないのに値下げをすることに慣れてしまうと自分の単価がめちゃくちゃになります…。
価格表も意味をなさなくなってしまいます。
問題点その2 他のお客様に突っ込まれる可能性がある
世間は意外と狭いものです。
他のお客様にバレて突っ込まれることもあるかもしれないですね。

A社ばかり安くしてずるい!ウチも安くして!
なんて言われてしまったら…。
でもこれは当然のことで…もし自分がお客様の立場だとしたら、絶対に「ウチも安くして!」と言いたくなっちゃいます。

1回だけのつもりがズルズルと…値下げスパイラル恐るべしにゃ…
値下げの理由を作る
前述の通り、理由のない値下げはいけません…。
でも、予算が厳しかろうとなんだろうとどーしてもやりたい楽しそうな案件…ありますよね?
そんな時は発注者も受注者も納得できる値下げの理由を作ってしまいましょう!
- 提案数、修正回数の制限
- スピード
- 報酬以外のメリット
- (クオリティ) など
値下げの理由その1 提案数、修正回数の制限
作業時間を短くする分お安くする考え方です。
値下げの理由その2 スピード
言い方が少し悪くなってしまいますが、他の案件より優先度を低くさせていただく分お安くする考え方です。
値下げの理由その3 報酬以外のメリット
お金以外のメリットでお値下げ分を補う考え方です。
- お客様の声掲載許可
- 報酬前払い
- SNSで紹介 など
値下げの理由その4 (クオリティ)
人によってはクオリティを落とすことをお値下げの理由にすることもあるかもしれませんね。
でも私にはそれがどうしてもできず…ご提案したこともありません。

自分の中のどうしても譲れない部分は値下げの理由にしちゃだめにゃ

やりたい案件のために自分を曲げてしまうと、途端にやりたくない案件になってしまうので本末転倒です

相手だけでなく自分も納得できる範囲を模索するにゃ
値下げの理由が作れない場合
どう頑張っても納得できる理由が作れない場合は、値下げできない理由をやんわり伝えましょう。
値下げする理由も大事ですが、値下げできない理由はもっと大事です!
- 今の価格で他の案件が進行中なので不公平感が出てしまいます
- 既にギリギリの価格設定なのでこれ以上は赤字です など

それでも失注してしまったら…ご縁がなかったということです…
悲しいですけどね…
値下げする場合のひと工夫
様々な苦悩やら葛藤を乗り越えて「値下げに応じる!」と決心するわけなので、せっかくなら「こんなに前向きに検討してくれたんだ!嬉しい!」と思ってもらいたいですよね。
松竹梅見積書作戦をオススメします!

相変わらずネーミングセンスやばすぎにゃ…
作戦と言いつつ、やり方はとても単純です。
条件と報酬がそれぞれ異なる見積書を複数作成し、お客様に選んでもらうだけです。

見積書を3種類作ると見る側も大変なので、値下げ前と値下げ後の2種類だけでもいいかもしれません
▽ 表にするとこんな感じ ▽
松 | 竹 | 梅 | |
---|---|---|---|
提案数 | 制限なし | 5案まで | 2案まで |
修正回数 | 制限なし | 5回まで | 2回まで |
スピード | 速め | 普通 | じっくり |
報酬以外のメリット | 特になし | お客様の声掲載許可 | お客様の声掲載許可 報酬前払い |
お客様の頭の中が「依頼するか、依頼しないか」から「松案、竹案、梅案のどれを選ぶか」に変わるので受注の確率がぐっと高く…なるはずです!

心理学的には大体竹が選ばれるはずなのですが、私の場合は梅が選ばれることが多いです
見積書制作時の注意点
見積書や請求書に「△△△のためお値引き:-¥○○○」と理由もきちんと書いておくのを忘れないようにしてください。
残念ながら人の記憶力は(自分も含め)当てになりません…お客様は忙しいので、「今回が特別ですよ!」というアピールは大事です。
△△△のためお値引き | -¥○○○ |

特別ということを忘れられて毎回お値下げするのが当たり前になってしまうと消耗一直線です
「安くしてくれる人」ではなく「安心してお任せできる人」として覚えてもらえるよう、一度受けたからにはきっちりプロの仕事をしましょうね。
ざっくりまとめ
取引先から「値下げして!」と言われたら…
- 理由のないお値下げは絶対にNGです。
- 理由を作って松竹梅見積書を提出しましょう。
- 見積書は細かく丁寧に、お値引き分も記載しましょう。
人は(私も含め)「お得」が大好きです!
挨拶程度の軽い気持ちで値下げ交渉をしてくる方もいるので、その度に悶々と悩んでしまっていては身が持たないですよね…。
合わない案件ははっきり断った方がお客様のためにもなるんじゃないかな、と個人的には思います。
でも既に予算が決まっている案件の場合はどうしようもないので、出来る範囲内で柔軟に合わせていく姿勢も重要です。
発注者と受注者で協力して「値下げの理由の組み合わせ」を考えていくとよいと思います。
あ、そういえばひとつ大事なことを言い忘れていました!
値下げ交渉でよく聞く「また他の案件もご相談させていただきますので今回は…」というのはただの営業トークなので信じちゃダメですよ~!

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