
皆様こんにちは。フリーランス主婦のサイトウさん@Natsumi_designです。
お久しぶりの1問1答シリーズ、本日のテーマは「取引先から”おまかせで!”と言われたら?」です
新規のご依頼だ!よーし、それでは早速お客様のご希望をお聞かせください!…への回答が、

おまかせで!
…だった場合、皆様ならどんな反応をしますか?
え?好きに作っていいってこと?やったー!!…と喜んでしまうのは恐らくまだ経験が浅い方、もしくは全てのお客様を大満足させる自信にあふれた超超人です。

私は「おまかせで!」と言われた瞬間に一気に緊張感が高まりぷるぷるします
というのも過去に、不安を感じつつもなんとなくで作って「出来ました!」と見せては「なんか違うような…」をちょうだいしてリスタート…出口が見えない修正地獄にレッツゴー!…な経験を何度も繰り返してきた結果「【おまかせで!】は危険!」と脳内にばっちり刷り込まれてしまったからです。

1回目で気づけにゃ…
でもだからといって「おまかせはちょっと…」とお客様にそのまま伝えちゃうと「え、プロなのに?」とガッカリされそう…。
どうすればいいの~!?
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今回のお題とサイトウさんの回答
サイトウさんなりの回答がこちら!↓
Q 取引先から「おまかせで!」と言われたら?
A 質問から提案に切り替え、確認だけはきっちりしていただく

ふわっとしてるにゃ…

これから詳しくお話していきますね
おまかせで!の問題点
まずは「おまかせで!」の問題点から。
「なんかイメージと違うような…」で修正回数が増えやすいのが「おまかせで!」の一番の問題点。
「おまかせで!」って言うくらいなんだからお客様には希望のイメージなんてないんじゃないの?なのに「なんか違うってどういうこと~?」
…はい、今から今回の記事で一番重要なことを言いますね。
「おまかせで!」のお客様の頭の中にもイメージは「ある」んです!

お客様の持つぼんやりとしたイメージを形作っていくのも大切なお仕事のひとつ。「おまかせ=好き勝手していい」では決してありません
「おまかせで!」に「承知しました!」と即答し勝手に作業に入るのはダメ、絶対!

これはいやだ!はあるけど、これがいい!が分からない…

うまく言語化できない…でもプロなら汲み取ってくれるはず!
…みたいなね。
この発想、皆様にも身に覚えがあるのではないでしょうか?
おまかせで!の理由
突然ですが皆様は「デザイナーは全員おしゃれ」…なーんて思ってはいませんか?
幻想をぶち壊してしまい大変申し訳ないのですが、私はズボラで自分の容姿に無頓着なため美容院に行くのは4ヶ月に1度程度。
イケイケな美容師さんに「今日はどんな髪型にしますか?」と聞かれるとついつい「おまかせで…」とか「いい感じで…」とか言ってしまっています…。

「おまかせで」の怖さが刷り込まれているにも関わらず、です…
ごめんなさい!
「どのくらい切りますか?」「髪の色は?」くらいなら答えられるのですが、「段をつけますか?」「どの程度すきますか?」「シャンプーはどの香りに…」など細かく聞かれてしまうと、私の中の【もうムリ面倒メーター】がバーンと跳ね上がり「プロなら素敵にしてくれるはず!」からの「お、おまかせで…」となってしまうわけです。
「おまかせで」のたった5文字の中になんだか色々と複雑な想いが隠されていそうですね。
- 専門外の分野で自信がないから
- おまかせの方が素敵になるかも?という期待
- 指示が面倒だから など
でも実際に「おまかせで!」と伝えて「分かりました!」とすぐにカットし始める美容師さんには今まで出会ったことがありません。必ず「では〇〇してみましょうか」と質問から提案に切り替えて、着手してからも要所要所で「いかがですか?」と確認をしてくれます。
「おまかせって言いましたよね?」と一気にカットして丸坊主にする美容師さんがもしいたら…なかなかのサイコパスですよね…さすがに「プロならそれくらい察してー!」と叫びたくもなるってなもんです。

でも他の職種だと案外やりがちという不思議…

仕事の話は美容師さんで例えると大体分かりやすくなりますね
「美容師さんが何も聞かずに丸坊主にする」のと「受注者が何も聞かずに的外れの完成品を提出する」のって同じくらい「ヤバ…」ですよね。
…というわけで、「おまかせで!」と言われた場合でも「提案」と「確認」は大事です。
進捗報告の大切さは過去記事【意外とできてない?】納期を守るための3つのポイント【納期遅れはNG】でもお話していますのでそちらも是非ご覧ください。
おまかせで!のお客様が求めているもの
おまかせで、とつい言ってしまうお客様が求めているのは「細かな質問」でもなければ「作業者が好き勝手に作った作品」でもなく、「プロならではの素敵な提案」なのではないでしょうか? ※個人の見解です
一発で提案が通れば万々歳なのですが、現実はなかなか厳しくて…。
ジャングルの奥地に地図もなしに放り込まれたようなものですからね…でもそれでもお客様を「目標達成」という大きなゴールまで導くのがプロのお仕事です。
お客様と一緒に進める場合は、お客様側から情報をたくさんいただけるので地図があります。だから迷いにくいですし「ひとりじゃない」心強さもあります。
でもおまかせの場合は地図がないので、お客様の目標を達成するためのヒントを「自分から」探しに行き、あれかな?これかな?と考えに考え提案して確認を取り、「なんか違うような…」と言われてはまたヒント探しからやり直し…。
そうなんです…なんだかんだで、好き勝手に作ろうが、提案と確認を繰り返しながら慎重に作ろうが結局修正は多くなりがちなんです…。
でも確認しながら進める分「最初から…」とまではなりにくいですし、最終的なお客様の満足度は大きく変わる…はず…と信じて「提案」と「確認」を頑張りましょう…!
そうしてなんとか納品までこぎつけても「おまかせしてよかった!」とお客様に心から思っていただけたのかどうかは分かりづらかったりします…。
お客様と一緒に作り上げてきた場合は「納品物=お客様の作品」でもあるためか満足していただきやすいのですが、「おまかせで!」のお客様の場合はリピートしてくださるまでは気が抜けません…。
「ありがとうございます、また来ます♪」と美容室を出た後、もう二度と行かないことってありますよね…。
アレです。

私だけでしょうか…

………
でも「おまかせで!」のお客様にリピーターになっていただくまでの苦労を知っている分、「おまかせしてよかったです!次はこれをお願いします!」と言っていただけた時は頭の中が一気にお花畑、るんるんスキップ♪です!
「おまかせで!」って言ってもらえること自体は光栄なことですしね♪
ざっくりまとめ
取引先から「おまかせで!」と言われたら…
- 「質問」から「提案」に切り替え、「確認」だけはきっちりしましょう。
- 「おまかせ=好き勝手していい」ではありません。
- おまかせで!のお客様は「プロの素敵な提案」を求めているのでは?…と個人的には考えています。
- おまかせで!のお客様に満足していただくのはとーっても難しいです。
…とはいえ、「おまかせで!」と言われて嬉しい場合もあります。
これまでに何度も関わってきた案件でこちらも既に要領が分かっている場合は、「これまでの仕事を認めてくださったんだな…!期待に応えるぞー!」と燃えまくります!!炎上します!!…あ、これだと意味が変わっちゃいますね。危ない危ない。
ご新規様に「おまかせで!」と言われても「よっしゃー!ばっちこーい!」と笑顔で受け止められる超超人を目指して、今日も修行修行、です…!

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